複数通貨で支出を管理する方法
昨年、ポルトガル・スペイン・モロッコを2週間で移動しました。通貨はEURとMAD、さらにオンラインのサブスクはUSDで課金。帰国後、支出表は通貨が混ざって崩壊していました。海外旅行や海外勤務で同じ苦労をした人は多いはずです。
要点
- Money Vaultは50+通貨に対応(ECBの為替レート)
- 音声入力は通貨を自動検出: 「コーヒー 3ユーロ」でEUR記録
- レシートスキャンは通貨記号と形式を解析
- レポートは基準通貨で表示 され、実質コストが見える
このガイドでわかること
このガイドが通貨を整理できる理由
ルールはシンプルです。原通貨で記録し、基準通貨で集計し、送金は正しい口座に紐づける。それだけで混乱が消えます。
- すべての取引に原通貨と金額を保存。
- 集計・予算・レポートは基準通貨に統一。
- 為替は取引時点のレートで固定。
3-5%
クレカ外貨決済で隠れた上乗せ率の平均
出典: Consumer Financial Protection Bureau, 2024
複数通貨管理が難しい理由
多くのアプリは「1つの国・1つの通貨」を前提に作られています。旅行者、デジタルノマド、海外在住者、海外EC利用者にとってはすぐ崩れます。
問題は3つあります。
- 記録の混乱。 リスボンで3.50 EURのコーヒーを飲んだら、$3.50で記録する?当日のレート?昨日のレート?通貨を後で思い出す?
- カテゴリ集計。 レポートにUSDとEURが混ざり、「食費$247」の中に本当はEUR支出が入る。
- 履歴の精度。 購入時のレートと現在のレートは違う。今日のレートで過去を換算すると、毎回数字が変わる。
Money Vaultは、原通貨を保持し、取引時点のレートで換算し、基準通貨で集計します。元データはそのまま残ります。
基準通貨の設定
基準通貨は「頭の中で考える通貨」です。通常は居住国の通貨。集計・予算・レポートはこの通貨で表示されます。
- 初回設定: 端末の地域設定を元に候補が表示されます。米国ならUSD。
- 後から変更: 設定 → 通貨。既存の取引は原通貨のまま、レポートだけ再計算されます。
通貨別の口座も作れます。「ユーロ現金」「GBP口座」「JPY旅行資金」など。口座間の移動は現在のレートで換算されます。
外貨支出の3つの記録方法
- 音声入力。 「コーヒー 3ユーロ」と言えばEURで記録し、基準通貨に換算。
- レシートスキャン。 通貨記号や表記を自動検出。
- 手入力。 金額と通貨を明示できる。
為替レートの扱い
Money Vaultは取引時点のレートで換算します。後からレートが動いても、過去の履歴は固定されます。
通貨別口座の管理
通貨ごとに口座を分けると、現金残高が正確に見えます。送金や両替は口座間の移動として記録します。
母国通貨でのレポート
レポートは基準通貨で統一されます。複数通貨でも「いくら使ったか」が一目で分かります。
旅行者・海外在住者向けのコツ
- 現金は即記録する。
- 通貨表示は基準通貨に固定する。
- 送金は口座間移動で記録する。
- レシートはその場で撮る。