ガイド

複数通貨で支出を管理する方法

2026年4月10日更新 · 7 分で読める

昨年、ポルトガル・スペイン・モロッコを2週間で移動しました。通貨はEURとMAD、さらにオンラインのサブスクはUSDで課金。帰国後、支出表は通貨が混ざって崩壊していました。海外旅行や海外勤務で同じ苦労をした人は多いはずです。

要点

このガイドでわかること

  1. 複数通貨管理が難しい理由
  2. 基準通貨の設定
  3. 外貨支出の3つの記録方法
  4. 為替レートの扱い
  5. 通貨別口座の管理
  6. 母国通貨でのレポート
  7. 旅行者・海外在住者向けのコツ

このガイドが通貨を整理できる理由

ルールはシンプルです。原通貨で記録し、基準通貨で集計し、送金は正しい口座に紐づける。それだけで混乱が消えます。

3-5%
クレカ外貨決済で隠れた上乗せ率の平均
出典: Consumer Financial Protection Bureau, 2024

複数通貨管理が難しい理由

多くのアプリは「1つの国・1つの通貨」を前提に作られています。旅行者、デジタルノマド、海外在住者、海外EC利用者にとってはすぐ崩れます。

問題は3つあります。

Money Vaultは、原通貨を保持し、取引時点のレートで換算し、基準通貨で集計します。元データはそのまま残ります。

基準通貨の設定

基準通貨は「頭の中で考える通貨」です。通常は居住国の通貨。集計・予算・レポートはこの通貨で表示されます。

  1. 初回設定: 端末の地域設定を元に候補が表示されます。米国ならUSD。
  2. 後から変更: 設定 → 通貨。既存の取引は原通貨のまま、レポートだけ再計算されます。

通貨別の口座も作れます。「ユーロ現金」「GBP口座」「JPY旅行資金」など。口座間の移動は現在のレートで換算されます。

USD (米ドル)
ユーザーの88%
EUR (ユーロ)
42%
GBP (英ポンド)
28%
Money Vault利用データの傾向(2026年3月)

外貨支出の3つの記録方法

  1. 音声入力。 「コーヒー 3ユーロ」と言えばEURで記録し、基準通貨に換算。
  2. レシートスキャン。 通貨記号や表記を自動検出。
  3. 手入力。 金額と通貨を明示できる。

為替レートの扱い

Money Vaultは取引時点のレートで換算します。後からレートが動いても、過去の履歴は固定されます。

通貨別口座の管理

通貨ごとに口座を分けると、現金残高が正確に見えます。送金や両替は口座間の移動として記録します。

母国通貨でのレポート

レポートは基準通貨で統一されます。複数通貨でも「いくら使ったか」が一目で分かります。

旅行者・海外在住者向けのコツ