銀行明細(CSV)を取り込む方法
過去3か月の取引を、1件ずつ入力するのは現実的ではありません。CSV取り込みを使えば、銀行から明細ファイルをダウンロードしてアプリに渡すだけ。1か月分なら2分程度で完了します。やり方は以下の通りです。
- 銀行サイトからCSVをダウンロード(多くの銀行が対応)
- Money Vaultで取り込み(日付・金額・説明欄を自動判定)
- AIが自動分類(店舗名とキーワードからカテゴリを付与)
- 主要銀行に対応: Chase, Bank of America, Wells Fargo, Citi, Capital One など
このガイドでわかること
取り込み精度を保つ順序
このガイドでは「ダウンロード→列割り当て→サンプル確認→結果レビュー」の順序で進めます。大量データでもミスを隠さず速く取り込めます。
- 元のCSVは保存しておく。
- 日付・金額・説明欄を確認してから確定する。
- 先頭数行と総件数を必ずチェックする。
CSV取り込みが重要な理由
CSV取り込みは「先週から始めた」状態と「半年分のデータがある」状態をつなぐ橋です。ゼロから始めるのではなく、文脈や傾向が一気に見えるようになります。
また、銀行連携よりもプライバシーに優しい方法です。CSVなら自分でファイルをダウンロードして端末内で処理でき、第三者サーバーにデータを渡さずに済みます。
銀行からCSVをダウンロードする
ほとんどの銀行がCSVで取引履歴をエクスポートできます。手順は概ね同じです。
- 銀行のWebサイトにログイン。 アプリよりWebの方が見つけやすいことが多いです。
- 取引履歴または明細へ移動。 Accounts / Transactions / Statements などにあります。
- 期間を指定。 6〜12か月分を選べる銀行が多いです。
- Download / Export を探す。 CSVを選択します。OFXやQFXがある場合もありますがCSVが最も確実です。
- 保存。 デスクトップはDownloads、iOSはFilesに保存されます。
CSVが見つからない場合は「Excel」や「Spreadsheet」形式を探してください。PDFしかない場合は別の「Download Transactions」があることが多いです。
Money Vaultでの取り込み手順
- Money Vaultを開き、設定へ。
- 「データの取り込み」→「CSV取り込み」を選択。
- CSVファイルを選ぶ。 iOSのファイルピッカーが開きます。
- 列の割り当てを確認。 日付・金額・説明の列が自動判定されます。間違っていれば列ヘッダーをタップして修正します。
- 確定して取り込み。 AIが自動分類し、進捗が表示されます。
- 結果を確認。 取り込み件数、分類数、要確認件数が表示されます。
60〜100件の月なら2分程度。3か月でも3分程度です。最大のボトルネックは銀行サイトの「ダウンロード」ボタン探しです。
列の割り当て
銀行によってCSVの形式はバラバラです。Money Vaultが必要とするのは次の3列です。
- 日付列。 取引日。Date / Transaction Date / Posted Date など。
- 金額列。 1列でマイナス表記か、Debit/Creditに分かれているか。両方対応。
- 説明列。 店舗名や取引メモ。Description / Payee / Merchant / Memo など。
自動判定は約85%の精度です。間違っていても10秒程度で直せます。一度設定すれば次回以降は覚えます。
日付形式の問題と対処
最も多い問題です。銀行の形式とパーサーの想定がずれているケースです。
| 形式 | 例 | 主な利用地域 |
|---|---|---|
| MM/DD/YYYY | 04/09/2026 | 米国の多くの銀行 |
| DD/MM/YYYY | 09/04/2026 | 英国・EU |
| YYYY-MM-DD | 2026-04-10 | ISO形式、一部のフィンテック |
| MM-DD-YYYY | 04-09-2026 | 一部の信用組合 |
| DD Mon YYYY | 09 Apr 2026 | 英国・豪州の一部 |
Money Vaultは最初の数行から自動判定します。曖昧な場合は端末のロケールを参照し、必要なら取り込み時に手動で切り替え可能です。
主要銀行のフォーマット
米国の主要銀行では以下の形式が多いです。
Chase: Transaction Date, Post Date, Description, Category, Type, Amount。取り込みは安定。
Bank of America: Date, Description, Amount, Running Balance。残高列は無視されます。
Wells Fargo: Date, Amount, *, *, Description。内部コード列は自動で無視。
Capital One: Transaction Date, Posted Date, Card No., Description, Category, Debit, Credit。Debit/Creditは自動で合算。
Citi: Status, Date, Description, Debit, Credit。Status列は無視されます。
取り込み後の確認
取り込み後に5分だけチェックすると精度が上がります。
- 件数を確認。 銀行の件数と大きくズレていないか。
- カテゴリを数件確認。 誤分類を修正すると学習が進みます。
- 重複をチェック。 既に音声や手入力で登録した取引が重複することがあります。
- 口座を確認。 複数口座を取り込んだ場合は口座割り当てを確認。
トラブルシューティング
問題: 「形式を認識できません」 CSVではなくXLS/XLSXの場合があります。テキストエディタでカンマ区切りならCSVです。
問題: 金額がズレる 小数点と桁区切りの設定違いが原因。設定で上書きできます。
問題: 日付が全部同じ 日付列の割り当てが間違っています。列を再割り当てしてください。
問題: マイナスが逆 銀行によって支出が負/正で逆です。「符号反転」を使って調整してください。
問題: 説明欄が汚い 銀行のコードが混ざる場合でも、AIは店舗名部分を抽出して分類します。